<おすすめ度>
どんな絵本?
動物の鳴き声にも英語がある、ということを知り始めた幼児さんは、表紙の絵とタイトルから楽しめちゃう絵本です。
絵本のタイトルを読む前にそれぞれの動物の英語での鳴き方を確認しましょう。
A cow says MOO. (ウシはム~)
A sheep says BAA. (ヒツジはバァ~)
A pig says Oink. (ブタはオインク)
それからタイトルの “Moo, Baa, La La La!” を読むと「ん?ラララ?」という反応になり絵本に対する興味がグンと深まります。
絵本の中では、かわいい絵と一緒に
A cow says MOO. (ウシはム~)
A sheep says BAA. (ヒツジはバァ~)
Three singing pigs say LA LA LA! (三匹のぶたはラララ~♪)
というふうに書かれていて、
「豚は歌わないよ~」
と笑いを誘います(^^)
牛はモ~だし、羊はメェ~だよ、という反応をされてはこの絵本の本当の楽しさが味わえないので、Moo (ムー) とBaa(バァ〜) を覚えてから読むのが理想です。
LA LA LA! の部分は読むというより歌ってあげると2歳前後の幼児さんもアハッという笑顔になります。
表紙の動物たち以外にもサイや馬、アヒルなども出てきて、最後のページは出てきた動物たちがみんな静かにこっちを向いていて、「きみはなんてなくの?」と聞いています。
“What do YOU say?”
絵本の中に入り込む幼児さんは、動物さんたちに声をかけられてちょっとドキドキしちゃいます(#^^#)
動物好きの3〜4歳児さんはどのページも楽しめますし、最後のページの動物からの質問の深さを考えられる5〜6歳児さんは、人間は「えーん」って泣くだけじゃなくて「おなかが痛いよ〜」とか「疲れた!」「眠〜い!」など言葉にして伝えることができるということに気づいたりして違った楽しみ方もできるでしょう。
子育てに使えそうな英語表現
What do you say? (なんて言うの?)
“thank you” や “please” を言い忘れているとき使える表現です。
Did you say ‘thank you’? (「ありがとう」って言った?)
と確認したり、
Say ‘thank you’. (「ありがとう」って言いなさい)
Say ‘please’. (「お願い」って言いなさい) など直接的に “thank you” や “please” を言おうねと話すのとは違う “言うことを思い出させる”ときに使う表現です。
What do you say?
お子さんが、
“Juice!(ジュース!)”とおねだりしてきたら
What do you say?
“Juice please! (ジュースください!)”
とpleaseをつけて言うまで待ちましょう。
そしてジュースを手渡すときにThank you. (ありがとう) と言わなかったら、このときも
What do you say?
ジュースを持ったままお子さんが “Thank you ” と言うのを待ちましょう。
please と Thank you はセットで使えるので、いっぺんに礼儀正しい子になっちゃいます(#^^#)
毎日のお子さんとの関わりの中で何度も使える表現なので、気がついたら積極的に使いましょう。
What do you say?
絵本の情報
Sandra Boynton (著)
ボードブック
22.8 × 22.86cm
ほか、この絵本の詳細やレビューなどはコチラから。
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