<おすすめ度>
どんな絵本?
私のお人形、ボクの三輪車、私のシャベル、私のおやつ、私の友だち。
「貸して」
「ちょうだい」
と言われて
「いいよ」
と言えないとき、どうしたらいいかを学べる絵本です。
「貸して」
「いいよ」
ではなくて^^;
「ダメよ。でもこうしましょっ」という仲良くあそぶためにどうしたらいいかのヒントを得られ、絵本を読んだあとは幼児さん自身が自分から
「分けっこできるようになる」
「貸してあげられる」
「お友だちと仲良く遊べる」
そういう気持ちになれるような絵本です。
ひとつしかない(私の)シャベル。
貸してあげられないけど…
シャベルは使わないで、手で一緒にお砂のお城を作れるよ(^^)
食べているお菓子。
分けてあげられないけど…
開けていないもう一箱の方ならあげられる(^^)
もう一箱の新しいお菓子をそのままあげちゃうなんて(@@)
でもそれが幼児さん流の分けっこの仕方でもあるんですね。
大人も勉強になる解決策がいっぱいの絵本です(^^)
大きなフラップをめくるしかけで、「ダメよ」と言ったあと “But maybe…(でもきっとこうすれば…)” といいながらそのフラップをめくると、違う形で仲良く遊べている絵が描かれています。
お友だちを意識し始めて、一緒に遊ぶようになる3歳前後の幼児さんは、自分自身のことのようにハマれる絵本です。
4歳、5歳児さんくらいならフラップをめくる前にどうすればいいかを少し考えてからめくるようにすると、解決策を考える楽しさも味わえ、どのページにもハマれます。
子育てに使えそうな英語表現
Can you share? (シェアできる?)
I Can Share. (できるよ)
お子さん自身が絵本のタイトルの “I Can Share (シェアできるよ) “を言えるように、家族の中で Share (シェア) する場面があったらいつでも使いましょう!
大人が会話をしながら食べ物などを分けっこしていたら、同じことをしたくなる幼児さんは、すぐ覚えちゃうでしょう。
Can you share?
Yes! I Can Share!
絵本の情報
Karen Kats (著)
ハードカバー
17.7㎝×19.8㎝
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I Can Share (amazon)