Way Down South | 遠い南の

Way Down South
Way Down South

<おすすめ度> 

    
    
    
    
    

どんな絵本?

遠い南の島。
バナナの木があるところ。
ココナッツの木があるところ。
ヤシの木があるところ。

小さな昆虫が大きな動物の足の指を踏んづけます。

すると大きな動物は涙を流して「やめて」と言います。

“Pick on somebody your own size!”
(弱いものいじめしないで〜)

あんなに小さい昆虫が乗っただけで、あんなに大きな動物が泣いて嫌がるなんて…。

幼児さんの目には何だか不思議&おもしろく見える光景です。

elephant(ぞう)やalligator(ワニ)などがgrasshopper(バッタ)やcaterpillar(イモムシ)に泣かされるのだから、幼児さんから見たらお父さんとプロレスごっこをしてお父さんを負かした感じでしょう(^^)

大きな足の指先に小さな昆虫が乗っていて、ページをめくらないと何の動物の足なのか分からないので、ワクワク度が増します。

とても大きな足で、
「恐竜かなぁ」
「怪獣かなぁ」
など、想像しながらページをめくると誰(何の動物)の足なのかが分かるといった感じで、どのページもハマれる楽しさがあります。

恐竜も怪獣も出てきませんが、幼児さんに身近な動物や昆虫ばかりです、

文章は、動物と昆虫が変わるだけで、同じフレーズの繰り返しになっています。

grow – toe
eyes – size
の部分で韻を踏んでいて、リズミカルに読むと心地よく耳に入って、繰り返し聞いているうちに真似してスラスラっと口から出てくるような楽しい言い回しです。

大人に読んでもらっても、一緒に読んでも、ひとりで読んでも良い絵本です。

子育てに使えそうな英語表現

Pick on somebody your own size!
(弱いものいじめしないのよ)

絵本の中では、大きな動物が小さな昆虫に向かって言っているセリフです。

力の差があったら不公平だから、自分と同じくらいの相手を選んで!という感じで、英語圏では弱いものいじめはしないで!と言うときに使われる表現です。

Pick on somebody your own size!

少し長い表現ですが、リズミカルに言うとすぐ覚えてしまいそうなノリの良さです(^^)
兄弟ゲンカや親子ゲンカのときなど、使うタイミングがあったら使いましょう!

Pick on somebody your own size!

絵本の情報

Rozanne Lanczak Williams (著)
Jennifer Beck Harris (イラスト)
ペーパーバック
16.5 × 23.5 cm
この絵本はCTP Learn to Read シリーズ(LA2-1)の一冊です。
ほか、この絵本の詳細やレビューなどはコチラから。
Way Down South (amazon)