Go Away, Big Green Monster!|あっちへ行って、モンスター

Go Away, Big Green Monster!
Go Away, Big Green Monster!

<おすすめ度>

    
    
    
    
    

どんな絵本?

1歳後半~何歳のお子さんでも楽しめる絵本です。
表紙だけ見ると何となく怖い本に見えて、大きい子向けかな?と思いきや、後半はすごく笑えるので、小さい子でも楽しめます。
英語表現にも目を向けたら小学生さんでもOK。

はじまりはこんな感じです。
Big Green Monster has two big yellow eyes
(大きなグリーンモンスターは黄色い大きな目を二つ持っています)

顔のパーツや色、数、大きい、小さいなどいろいろ出てきてスバラシイです。

似たような言い回しで前半は鼻、口、耳などのパーツが一つずつ増え、だんだんと Big green monster (大きなグリーンモンスター) に近づき、顔が完成したら今度は Go away! の表現を使って一つずつ退治していくのですが、その辺から笑える展開です。

Go away,scraggly purple hair! (もじゃもじゃの紫の髪の毛、あっちへ行って!) と言ってページをめくると髪の毛がなくなっていてウヒャヒャヒャな状態です。

どんどん消えていって最後は目の中の黒い点がポツン、ポツンと二つ描かれているだけで、怖いはずのモンスターなのに、笑っちゃうほどのかわいさです。

見ているだけでも楽しいですが、3歳前後の子なら、何度も出てくる Go away! (あっちへ行って!) を一緒に言いながら Big green monster (大きなグリーンモンスター) を声で退治すると楽しいです。

5歳児さん、6歳児さんなら、 “言うと退治できる” という気持ちで
Go away, big green face. などちょっと長めの文章も大きな声で言えたりします。
“言うと退治できる” とか “言わないと消えない (次のページに進まない) ” なんていう不思議なおまじないが、大きな声で英語を口にするきっかけになったりします^^

年齢にあわせていろいろな楽しみ方ができるのも魅力の一つです。

子育てに使えそうな英語表現

Go away! (あっちへ行って!) をもう少し柔らかい表現で使いましょう。

ここでの日本語訳は「あっちへ行って」と書きましたが、 Go away! は本当はもう少しキツイ感じで「あっち行け!」という感じなんです。

なので、この絵本で楽しかったからといって日常生活の中で お子さんが Go away! を連発したらあまりいいものではありません。

パパやママがお子さんに「悪いけど、ちょっとあっちへ行っててくれない?」と言いたいときってよくあるかと思います。
そういうとき、Go away! よりももう少しやさしい表現を使いたいものです。

Please をつけるだけでもじゅうぶん優しくなりますし、いきなり Go ではなく Will you をつけると「行ってくれる?」になるので、強い命令口調ではなくお願い気味になります。

Will you go away please?

あとは、あっちという言い方を away ではなく over there にするとまた少し違った感じになります。
幼児さんは具体的にどうしたらいいかを付け足すといいです。

Will you go and wait over there? (あっちへ行って待っててくれる?)
Please go and wait over there. (あっちで待ってて)

ジェスチャーと表情もつけて使いましょう。

絵本の情報

Ed Emberley (著)
ハードカバー 22.2㎝×28.6㎝
ほか、この絵本の詳細やレビューなどはコチラから。
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